レポート
2023.6.19 - 2023.6.22

《タノニマス》小学校出張ワークショップ

《タノニマス》の関連企画として、小学校で出張ワークショップを行いました。

タノタイガさんのレクチャーのもと、児童がお面制作をしました。
訪問した小学校は、八戸市立三条小学校、八戸市立多賀小学校、八戸市立金浜小学校の3校です。

 

こちらの緊張が吹き飛ぶくらいの元気な児童の挨拶で授業が開始。
まずは、タノタイガさんから自己紹介と作品紹介がありました。

会期初日のタノタイガさんの顔のお面がずらりと並んだ写真を見て、「どう感じる?」という質問に対し、
「キャー!」「こわい!」「気持ち悪い!」という感想が続々。
中には、「きれい!」という感想も。

「世の中みんな同じ顔だったら…?」
「いやだー!!!」

そうです、同じ顔の人間はいません。

みんなが作るお面もきっと同じものはないはず。

 

お面制作に入る前に、まずはお面が描かれた紙に作りたいお面のイメージを描いていきます。

どんな材料があるか、何を使うか、材料を手に取りながら想像を膨らませます。
「ふわふわしているね」「この毛糸カラフルだ!」

見本のお面も参考にします。
どんな材料で作られているかな?

 

面白おかしい顔やカラフルな顔、動物など、イメージ画は様々です。

 

イメージ図が完成した後は、いよいよお面を配ります。
みんながお面をつけると、あちこちで笑いが起こります。

さて、ここから制作開始。
ペンで描いたり、毛糸や綿を貼ったり、たまに隣を覗いてみたり…どんどん進めていきます。

「これに色を塗れますか?」「顔にピッタリ布を貼りたいんだけど…」など、技術的にわからないことはタノタイガさんや先生に質問します。

完成が近づくと、「見て見て!」とお面をかぶって友達に披露したり、イメージ図と見比べながら「よし、よし」と指差し確認したりする児童も。

みんな制作時間ギリギリまで作業します。
早く終わった児童は、片付けや、制作途中の友達の手伝いをしてくれました。

 

イメージ図と違っても大丈夫。
みんな同じ顔だったお面は、個性豊かなお面に生まれ変わりました!

 

最後はみんなで集合写真を撮ります。

6月19日 八戸市立三条小学校 4年生53名

 

6月20日 八戸市立多賀小学校 1、2年生33名

 

6月22日 八戸市立金浜小学校 全校12名

 

お面をかぶると前が見えないので、みんなのお面がどんな風に出来上がったのか気になるようです。

制作したお面は美術館に展示されている《タノニマス》のどこかに飾られます。

 

そして、早速週末に家族と美術館を訪れ、お面をもう一つ制作した児童も!
この出張ワークショップが、家族で美術館を訪れるきっかけになれば大変嬉しく思います。

これを読んでいるみなさんも、小学生の作品を会場で探してみてくださいね。

関連記事

🤲