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レポート
2023.4.23

合唱曲の歌詞|あわいの声 ー《虹の上をとぶ船 総集編 Ⅰ・Ⅱ》との対話ー 

井川丹さん作曲の「あわいの声 ー《虹の上をとぶ船 総集編 Ⅰ・Ⅱ》との対話ー」は、八戸市美術館のジャイアントルームに響く、9時間の音楽インスタレーション作品です。

八戸市美術館のコレクションである、教育版画《虹の上をとぶ船 総集編 Ⅰ・Ⅱ》(八戸市立湊中学校養護学級生徒制作、1975年・1976年)を題材に作られたものです。この版画シリーズは全部で8枚あり、それぞれ100cm×200cmの大きい作品です。複数の子どもたちで共同創作されており、1枚の絵の中にいくつものシーンが多層的に盛り込まれているのが魅力的な作品です。

この作品では、毎時、時報のように合唱曲が流れますが、井川さんは、1つの絵に対して、1つの合唱曲を作りました。その全8曲の合唱曲は、八戸の5つの小中高校の合唱部の皆さんに歌っていただき、2023年2月〜3月にかけて録音しました。

その歌詞をここに紹介します。

あわいの声 合唱曲歌詞「大鳥に乗って星空を飛ぶ子ども」
あわいの声 合唱曲歌詞「太陽にむかって飛ぶ鳥の群れ」
あわいの声 合唱曲歌詞「3つの太陽」
あわいの声 合唱曲歌詞「海辺の森と花」
あわいの声 合唱曲歌詞「海神が現れる」
あわいの声 合唱曲歌詞「サソリと白い鳥の争い」
あわいの声 合唱曲歌詞「星空をペガサスと牛が飛んでいく」
あわいの声 合唱曲歌詞「花の太陽から花がふる」

《あわいの声》合唱曲歌詞

歌詞を作ったのは、ダンサーの大西健太郎さん。井川さんとは、東京都台東区谷中を拠点とする、子ども創作教室「ぐるぐるミックス」(主催・一般社団法人谷中のおかって)で活動を共にしています。今回、作品創作のリサーチにも同行し、また、アンサンブルの録音にも、ファシリテーションとして参加しています。

歌詞は、版画に描かれたを言葉にしたものもあれば、版画の指導者である坂本小九郎先生の著書やインタビューなどをもとに、版画創作当時の子どもたちの様子や想像される感情を言葉にしたものもあります。子どもたちとの創作に多く接する大西さんだからこそ紡ぎだされる言葉や見えてくる情景も重なり、豊かな歌詞です。

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