本展の開催に先駆け、黒川岳さんの作品《石を聴く》が美術館広場に展示されました!
本作の展示設営は2日間かけて行いました。
1日目の朝、美術館広場に4tユニックと2tユニック、クレーン車が到着。
これらは作品運搬ではなく、広場に作品を降ろすための車両です。
しばらくして、作品を載せた13tユニックが美術館広場に到着しました。
合計10点からなる《石を聴く》は、アトリエのある京都から、13tユニックと2tユニックを使って運ばれてきました。京都での積み込みでユニックが1台、運搬で2台、設営で2台とクレーン1台。重量のある石の作品を設営ために、多くの車両や機材、手間がかかりました。
13tユニックの到着後、積んだ作品を全て広場に降ろします。
ここから黒川さんの指示のもと、展示場所に設置してゆきます。
作品はトン単位の重量があるので、持ち上げたり起こしたりなど、全ての工程を安全に行うために注意が必要です。石を動かす度に緊張が走ります。
一度置いた作品の向きがこれでよいか等、途中で作家チェックが入ります。
作業スタッフさんのチェックも入ります。(⁉︎)
1日目はマエニワ、2日目はオクニワで。広い場所にはユニックを、狭い場所にはハンドリフトを使って作品を設置していきました。
2日間、汗ばむほどのよい天気に恵まれ、また、スタッフの皆さんの頼もしさのお陰で、無事作品を展示することができました!
クレーン退去時、息の合っていた黒川さんと梅重畑中造園のスタッフの皆さんでパシャリ。
無事展示を迎えた本作は、石の中の音を聴く作品です。
穴に頭を入れ音を聴く姿は、まるで石とHUGを交わしているようです。
今回展示されたのは、六甲山の花崗岩で制作された既存の作品群。
来年の会期からは更にここへ、八戸の石で制作された新作が加わります。
本作は、開館閉館問わず、いつでも見る(聴く)ことができます。
近所の猫さんもいち早く、夜に作品を見にきてくれたようです♪
皆さんもぜひ、石を聴きにきてくださいね。